2025年2月23日

緊急地震速報の初動対応、災害用伝言ダイヤルの使い方、お部屋の家具の固定方法など、万が一に備えて知っておきたい防災対策をご紹介します。小さな準備の積み重ねが、いざという時の力になります。
防災対策の別記事「防災対策 ~いざという時のために準備しておきたい3つのこと~」はこちら。

防災対策1.緊急地震速報の初動対応

緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度、長周期地震動階級を予想し、可能な限り素早く知らせてくれる気象庁からの情報です。震度5以上等の地震が予想される場合に、スマートフォンやテレビ、ラジオなどで配信されます。

緊急地震速報を見聞きした時の初動対応

お部屋にいる時

  • 頭を保護し、机の下など安全な場所に身を隠す
  • 料理中の場合は、すぐに火を消す
  • 可能なら、扉や窓を開けて避難経路を確保する
  • 慌てて外に飛び出さない

自動車を運転中の時

  • ハザードランプを点灯させ、周囲の車に注意を促す
  • 急ブレーキはかけず、緩やかに速度を落とす
  • 道路の左側に停止する

外出中の時

  • 屋外:看板やガラスの落下に注意し、安全な場所に避難する
  • 屋内:慌てずに施設の係員等の指示に従う。指示がない場合は、揺れに備えて安全な姿勢を取る
  • エレベーター内:すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で降りる
  • 海岸付近:高台に避難する
  • 鉄道・バス乗車中:つり革や手すりにしっかりつかまる

スマートフォンの緊急速報の設定について

携帯電話各社のホームページをご確認ください。受信対応機種や受信するためのご案内があります。

NTT ドコモホームページ(緊急速報「エリアメール」)
auホームページ(緊急地震速報)
ソフトバンクホームページ(緊急地震速報)
ワイモバイルホームページ(緊急地震速報)
楽天モバイルホームページ(緊急速報メール)

防災対策2.災害用伝言ダイヤルの利用方法

災害用伝言ダイヤルとは、大規模災害等が発生した時に無料で提供される電話を利用した声の伝言板サービスです。音声ガイダンスに従って、連絡を取りたい電話番号を入力、伝言の録音と再生ができます。災害用伝言ダイヤルは、災害時の安否確認や連絡を取り合うための重要なツールです。

災害用伝言ダイヤルの使い方

1.「171」に電話をかける
2.音声ガイダンスに従い、1(伝言を録音する場合)または2(伝言を再生する場合)を押す
3.連絡を取りたい方の電話番号を市外局番から入力する
4.伝言を録音(30秒以内)または再生する

毎月1日・15日、正月三が日、防災週間などには、災害用伝言ダイヤルの体験利用ができます。事前に練習しておくことをおすすめします。また、スマートフォンの災害用伝言板アプリも併せて使えるようにしておくと良いでしょう。家族や友人と、どの方法で安否確認をするか事前に決めておくことも大切です。

防災対策3.お部屋の防災対策

地震等の災害発生時、家具等の転倒は怪我や避難経路の妨げになる可能性があります。日常で注意すべきことや、家具の簡単な固定方法等をまとめました。

日常で注意すべきこと

  • ベッド付近には、倒れてきたら危ない物や重い物は置かない
  • キャスター付きの家具は、ストッパーを掛けるか、滑り止めシートを敷く
  • キッチンの吊戸棚にはストッパーを付けて、ガラス製品や陶器類が飛び出さないようにする
  • 重い物ほど下に収納する
  • ベランダは、避難経路として利用される共用部分のため、避難の妨げになる物は置かない

家具の固定方法

  • 家具の移動を防止する:滑り止めシートを敷く
  • 家具同士を結束バンドで固定する:一体化させ、転倒しにくくさせる
  • 転倒防止突っ張り棒を活用する:天井と家具等の間に設置して、家具等を固定する

防災対策における大切なこと

防災対策は、災害から身を守る重要な準備です。緊急地震速報の初動対応を知ること、日常ですべきこと、お部屋の家具等を固定することは、いざという時に冷静に行動できるキッカケにもなり得ます。自分の身を守るために、できることを今日から少しずつ始めましょう。

※情報は投稿時のものです。商品内容の変更や、地域情報等が変わる場合がございますのでご了承ください。

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