2018年9月10日

 早稲田大学ハンドボール部男子部は、“関東学生ハンドボール連盟1部リーグ”(2018年9月現在)に所属。創部は1938年で、1942年に大学から正式に部として承認されました。創部から4年目の1941年に“東京大学学生リーグ(現関東学生リーグ)”で初優勝をし、1974年の第17回全日本学生ハンドボール選手権大会で念願の初優勝を果たしています。

 

 その後、2013年に3冠(関東学生春季リーグ・関東学生秋季リーグ・全日本学生選手権)を達成するなど、現在までにリーグ戦での優勝は30回、また、4度の学生日本一に輝くなど、学生ハンドボール界を牽引する存在であり続けているチームです。

 

 

 今回は、早稲田大学ハンドボール部男子部の魅力を探るため、主将・注目の選手・期待の選手3名に取材をさせて頂きました。

 

 

 

【主将:山﨑 純平(やまざき じゅんぺい)選手:4年/ポジション:センター・左45°

出身:岩手県

出身高校:不来方高等学校

好きな食べ物:ハンバーグ

 

 

 

【注目の選手:三輪 颯馬(みわ さつま)選手:4年/ポジション:左サイド

出身:愛知県

出身高校:愛知高等学校

好きな食べ物:焼きプリン・お祖母ちゃんのオムライス

 

 

 

【期待の選手:羽諸 大雅(はもろ たいが)

出身:埼玉県

出身高校:市川高等学校

好きな食べ物:ラーメン

代表歴:U-21

 

 

--いつからハンドボールを始めましたか?きっかけは何ですか?--

【山﨑主将】

 小学校四年生くらいの時に始めました。友達に誘われたのと、実業団の試合を見に行っておもしろそうと思ったので始めました。地元にクラブチームがあったのもきっかけです。

 

【三輪選手】

 中学校から始めました。きっかけは、小学校の時に競技ドッジボールをやっていたのですが、似たスポーツがハンドボールかなと思ったのと、ドッジボールをやっていた人たちの多くがハンドボールをやり始めたので、自分もハンドボールをやろうと思ったことです。

 

【羽諸選手】

 中学校から始めました。きっかけは、体験する機会があり、やってみたらおもしろかったので始めました。初めはコートプレイヤーでしたが、高校からキーパーをしています。

 

 

--早稲田大学ハンドボール部男子部の魅力や、チームの特徴は?--

【山﨑主将】

 伝統でもあるのが、ルーズボールやバックチェックなど得点に絡まないプレーも、当たり前のように一生懸命にやれることがチームの特徴だと思います。また、試合になれば、試合に出ている選手だけではなく、ベンチやベンチに入れない選手も一丸となって戦えることも魅力だと思います。

 

【三輪選手】

 主将が言ったこともそうですが、一人ひとりが自分のやるべき事を考えられることが強みだと思います。例えば、練習後の自主練でも自分の課題に対し練習し合っているので、誰かに指示されるわけでもなく、自ら動き高め合っているので、質の高いチームだと思っています。

 

【羽諸選手】

 同じようなことになるのですが、ルーズボールなど泥臭い部分を真面目に全力でプレーできることが、早稲田の最大の特徴だと思います。

 

 

--ライバルや、目標としている選手はいますか?--

【山﨑主将】

 ライバルや目標の選手は特にいないです。自分の特徴を活かしたプレイヤーになっていきたいと思っています。

 

【三輪選手】

 ライバルというのは考えたことは無いのですが、どの大学でも上手いと思えるサイドの選手はいるので、その人たち全員が自分にとってのライバルなのかなと思います。その中でも、この世代で一番に名が上がるようなサイドになりたいと思っています。

 

【羽諸選手】

 目標としている選手は二人います。一人はOSAKI OSOLの“木村 昌丈”選手で、もう一人は、あるクラブチームの“田中さん”という人です。木村選手は、体を最大限に活かしたプレーをしているのが自分の理想であり、尊敬しています。田中さんは、市川高校のOBで、自分の基礎を築いてくれた師匠と呼べる人です。現在も相談したりしています。

 

 

 

--今後の課題、全日本インカレや秋季リーグ戦に向けての意気込みを!--

【山﨑主将】

 全日本インカレ、秋季リーグ戦の優勝を狙う事は当たり前の目標としています。チームとしての課題は、ディフェンス力の向上だと思います。ハンドボールはディフェンスが大事で、ディフェンスがしっかりしているからこそ速攻にもつながりますし、全日本インカレに向けて、日々の練習も大事ですが、リーグ戦の中で試合を通じて成長させていきたいと思っています。

 個人としての課題は、得点の数を増やすことです。春のリーグ戦は、得点源がサイドだったりして、マークが厳しくなることも予想されるので、自分が得点を増やしチームの勝利に貢献していきたいです。

 

【三輪選手】

 チームの課題として、一人ひとりの能力は高いのですが、一人だけでも甘えが出たり集中力を切らしたりすると、チームとして伸びていかないと思いますし、そういった部分が実際に見受けられることもあるので、そこが早稲田の弱さでもあると思っています。常に全力で戦っていく気持ちなどを選手全員が持ち、練習や試合に臨むことが大事であると感じています。そのような気持ちや姿勢で戦っていけば、秋季リーグ戦、全日本インカレ共に良い結果につながると思います。

 個人としては、サイドシュートだけではなく、自分の持ち味であるスピードを活かして、チームが苦しい時こそ、1点でも2点でも多くとることで勝利につながると思います。

 

【三輪選手】

 チームの課題として、スタメンで出ている7名以外の選手が出てきた時に、スタメンメンバーと遜色なく力を発揮していくことが課題かなと思います。スタメンと力の差が大きいわけではないのですが、技術やメンタルの部分を含め、試合で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、日頃から意識して取り組んでいく事も課題と思っています。

 また、今年のチームはオフェンス力が高く攻撃面での心配はしていないのですが、必ずしも毎試合、多くの得点を挙げることはできないので、なかなか得点が出来ない時こそ、ディフェンスで貢献をして、オフェンスに良い流れが作れるようなプレーを増やすことが、個人の課題だと思っています。

 

 

--大切にしている言葉や行動は何ですか?--

【山﨑主将】

 “当たり前のことは当たり前にできる人でありたい”と思っています。それはチーム全員がそうであってほしいと思っているので、まずは自分が率先して常識のある行動をとるようにしています。

 

【三輪選手】

 言葉や行動とは違うのですが、常に気持ちの中で思っているのは“身長が低くても、できることを証明する”ということです。ハンドボールは身長が高い方が有利になることが多いのですが、その中でも小さくても良いプレーをして活躍することにより、小学生などで背が低い子たちにも希望を与えることができるのかなと思っています。

 行動としては、試合前に『焼きプリン』を食べることです。(笑)試合に臨むうえでのルーティーンであり、モチベーションを上げる一つですね。(笑)

 

【羽諸選手】

 “アスリートらしい行動をとる”ことを心掛けています。リーグ戦中は、お酒を飲まないようにしたり、寝る前にスマートフォンをいじらないようにしたり、最高のパフォーマンスが発揮できるように規則正しい生活をするようにしています。実際に春季リーグ戦中は、それで良い結果が出たので、今後も継続していきたいと思っています。

 

 

 早稲田大学ハンドボール部男子部の皆さん、取材のご協力ありがとうございました。今後の益々のご活躍期待しています。

 

 

 

DATE

監督:荒木 進 / コーチ:三津 英士

部員数:43名(マネージャー・トレーナー・広報含む)

活動場所:東伏見スポーツホール

活動時間:火~金曜日18:00~・土曜日13:00~or16:30~・日曜日10:30~or14:00~

 

 

≪取材日 平成30年8月31日≫

 

 

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