2025年3月4日

入居後にトラブルが起きないよう、入居前に知っておきたい諸事項をシーン別でまとめました。引越し時の家具の配置、照明器具の取り付け、冷蔵庫・テレビ等の大型家電の設置は、特に注意が必要です。

家具・家電搬入時に気を付けること

荷物の搬入を行う際、床や壁、建具にキズをつけてしまうトラブルがあります。引越し業者を利用するかしないかでも、注意すべき点は異なるため、それぞれのケースに応じて、対策を知っておきましょう。

引越し業者を利用する場合

多くの引越し業者では、専用の養生マットを使って、壁や床を保護した上で作業を行います。ただし、すべての業者が同様の対応をしてくれるとは限らないため、養生の有無や範囲については、事前確認を行うことをおすすめします。
万一に備えて、作業前後の室内写真を残しておくと、後日のトラブル防止にも役立ちます。

引越し業者を使用しない場合

ご自身やご家族、ご友人と一緒に荷物を搬入する場合は、壁や床を保護するための養生マットや緩衝材を使用してください。特に、冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどの大型家具は、ちょっとした接触でも、キズやへこみの原因となります。

CHECK POINT

養生マット等で壁や床を保護することで、万が一のキズやへこみを防ぐことができます。引っ越し作業も安心してできるため、必ず使いましょう。


照明器具取り付け時に気を付けること

天井の照明用コンセントの形状は物件によって異なります。「丸型」「角型」等のタイプがありますので、お手持ちの照明器具がそのまま取り付けられるか事前に確認しておきましょう。
ネジやビスで固定するタイプの照明器具は、跡が残ったり天井材を破損させたりする可能性もあります。シャンデリアなど、重量のある照明器具は、設置には十分に注意してください。目立つ損傷がある場合、退去時の原状回復費用にも影響してくる可能性があります。

CHECK POINT

退去時に元に戻せるように、工事不要で着脱な簡単な照明器具がオススメです。照明選びでは、コンセントの形状のほか、コードの長さや設置スペースにも気を配って選びましょう。


冷蔵庫・テレビ等の大型家電設置時

冷蔵庫やテレビ等の大型家電は、壁にぴったりと付けず、数cmの隙間を空けて設置しましょう。このスペースがあることで、機器の放熱がスムーズになり、故障の予防や電力効率の維持につながります。
また、壁に密着させてしまうと、熱によるクロスの変色や隣の部屋への騒音の原因にもなります。特にアパート・マンションなどの集合住宅では、生活音が伝わりやすいため、設置位置の工夫が、トラブル予防にもなります。

CHECK POINT

入居後についたキズや汚れは、退去時に修繕費の対象になることがあります。一方、入居前のキズや汚れについては、本来その責任を問われることはありません。入居時のチェックと記録は必ず行いましょう。


※情報は投稿時のものです。商品内容の変更や、地域情報等が変わる場合がございますのでご了承ください。

Categorised in:

関連記事