2025年3月3日

毎日使うトイレや浴室・洗面所、キッチンなどの「水回り」は、少しの手入れや注意で快適さがぐっと変わります。今回は、排水の詰まりやカビ・汚れといったトラブルを防ぐために、日常の中で気をつけたいポイントを箇所別でまとめました。

トイレ

トイレットペーパー以外は絶対に流さない

トイレットペーパー以外の紙類や異物は水に溶けにくく、排水管の詰まりの原因となります。特にティッシュペッパー、ウェットシート、掃除シートなどは排水管の奥で詰まりが発生し、水が逆流したり、トイレが使えなくなるトラブルが起こったりする可能性があります。 詰まりの原因が入居者の過失と判断された場合は、修理費用の負担が生じる場合があります。十分にご注意ください。

トイレの床は水洗い厳禁

多くのトイレの床は、必ずしも完全な防水仕様ではありません。水を直接流したり、バケツで大量の水をかけて洗ったりすると、床材の隙間から水が染み込み、カビの発生や階下への水漏れなどにつながる恐れがあります。そのため、日常のお手入れは、掃除シートなどでの拭き掃除が基本です。汚れが気になる場合は、かたく絞った雑巾で軽く水拭きした後、乾拭きや換気でしっかり乾かすようにしましょう。

浴室・洗面所

排水口のゴミは毎日取り除く

排水管を詰まらせる原因である排水口は、髪の毛、皮脂汚れ、ゴミなどが溜まりやすく、これが原因で排水の流れが悪くなったり悪臭がしたりといったトラブルが起こります。特に髪の毛は、目皿に溜まることで水の通りを妨げやすく、時間が経つほどに固まり、完全な詰まりにつながる恐れがあります。
毎日の入浴後に、目皿に溜まったゴミを取り除く習慣をつけると、トラブル予防に効果的です。なお、目皿を取り外して使用すると、排水管を詰まらせる原因となります。絶対に止めましょう。

入浴後には必ず換気をする

換気を怠ると、水垢・黒カビ・赤カビ・壁や床のぬめりなどが発生しやすくなります。入浴後は換気扇を回すなど、浴室内をしっかり乾かしてください。カビや汚れが広がると、通常の掃除では落とし切れなくなります。毎日のひと手間で、綺麗で快適な空間を保ちましょう。

キッチン

換気扇や壁などの油汚れやスス汚れに注意

油を使用した後は、周辺器具や壁、換気扇の油をしっかり拭き取るなどの手入れをしてください。手入れが不十分だと、油汚れやススの付着原因となります。
換気扇は、清掃とあわせてフィルターの取り替えも定期的に行ってください。

キッチン流しの排水口のゴミ受けは毎日掃除をする

キッチン流し・排水管に、野菜のクズやゴミなどを流すと、排水管の詰まりや悪臭の原因となります。流れが悪いからといって、排水口の下の臭気防止トラップを外すのはやめましょう。

水に濡れたら、すぐに拭き取るのが鉄則

室内に吹き込んだ雨を拭き取る

拭き取りの遅れや拭き取らなかったことが原因で、吹き込んだ箇所にシミやカビが発生する場合があります。また、フローリングでは色落ちの原因となります。

エアコンの水漏れを拭き取る

エアコンから水漏れした場合は、水漏れを放置せず、すぐに拭き取ってください。水濡れ部分は、腐食や色落ちの原因となります。

※情報は投稿時のものです。商品内容の変更や、地域情報等が変わる場合がございますのでご了承ください。

Categorised in:

関連記事