2021年10月16日

物件選びにあたり、最初に行うのは住みたいお部屋の条件を決めることです。ここでは、物件選びの基準となる一般的な項目をご紹介します。

物件選びの基準「家賃」「立地」「広さ・間取り」

物件選びにあたり、決めておくべき基準は「家賃」「立地」「広さ・間取り」です。この3つが、物件を選ぶための取っ掛かりと思って良いでしょう。

物件選びの基準① 家賃

家賃は最も重要な条件の一つです。気に入った物件でも、予算がオーバーするなら当然住むことはできません。一般的に、家賃の目安は手取り収入の30%程度といわれますが、出費が多い方や貯蓄に力を入れたい方は、さらに低く設定すると良いでしょう。学生の場合は、「とにかく安く抑えたい」という方もたくさんいます。
毎月かかるお金として、共益費(管理費)、車を所持する方は駐車場代を考慮しておく必要があります。

家賃の目安

物件選びの基準② 立地

立地は人によって求める条件が異なります。社会人であれば通勤に便利な沿線やエリア、学生であれば学校周辺、学校最寄りの駅や沿線で探すことが一般的です。新婚・カップルであれば、二人の職場の中間地点や、どちらかの実家の近くに住むという考え方があります。
このほか、立地の条件として、周辺環境の利便性を重要視する傾向があります。病院、スーパーマーケットなど、自分の生活に必要な施設はリストアップしておきましょう。

世帯別 : 立地条件の傾向

物件選びの基準③ 広さ・間取り

広い空間が欲しければリビングが必須ですし、生活スペースをコンパクトにしたければ1Rで不自由がない場合もあります。生活スタイルにもよりますが、単身の社会人や学生であれば、間取りは1R・1K・1DK、水まわりはお風呂とトイレが分かれたセパレートが人気です。
新婚・カップル、ファミリーであれば、将来を視野に入れて、広さや部屋数にこだわって探す傾向があります。子育て中なら、家事の動線、日当たりなどを気にすると良いでしょう。

世帯別 :間取りの傾向

皆が選ぶ人気の物件、こだわり設備

インターネットが無料で利用できる物件が、どの世代にも共通して人気です。設備では、単身の社会人ならエントランスのオートロック、宅配ボックス、浴室換気乾燥機、ホームセキュリティなどを条件に探す方が多く見受けられます。ファミリーであれば、追い焚きが根強い人気です。

こだわり設備① 居室

インターネット無料
開通工事などの初期費用、毎月の費用、解約時の違約金がかかりません。複雑な手続きの必要がなく、入居したその日から使えます。

家具・家電付き
新生活の準備費用が抑えられ、引越しの手間も省けます。不要な家具・家電の処分費用もかかりません。

ウォークインクローゼット
たくさんの衣類が収納できるため、季節ごとに服の入れ替えをしなくて済みます。

室内物干し
天候に左右されず、洗濯物が干せます。花粉の季節でも心配はいりません。洗濯物を外に出しっぱなしにすることもないため、防犯面でも安心です。

こだわり設備② 水まわり

バス・トイレ別(セパレート)
シャンプーなどが置ける収納スペースにゆとりがあること、浴槽以外の洗い場が確保されていることが人気の理由です。

追い焚き
ボタン一つでお湯はり、お湯の温めができます。新婚・カップル、ファミリーに特に人気です。

独立洗面台
独立した洗面台は全世代に人気です。収納スペースが確保されていたり、コンセントが付いていたりと何かと便利です。

システムキッチン
流し台、調理台、コンロ、収納などが一つになったキッチンのことです。掃除などのお手入れがしやすく、使い勝手が良いとあって大変人気です。

温水洗浄便座
トイレットペーパーで何度も拭く必要がなく、肌への負担が減らせます。便座に暖房機能などが付いたものもあります。

浴室乾燥機
雨の日の洗濯はもちろん、浴室のカビ発生を防ぐことができます。暖房機能付きなら、寒い日のお風呂も快適です。

こだわり設備③ 共用部

防犯カメラ
防犯対策、住民同士のトラブル防止に効果があります。人の行き来が多い物件は、防犯カメラがあると安心です。

エントランスオートロック
訪問営業や勧誘に対して、部屋から出ずに訪問者の応対ができます。玄関のロックに加えて、エントランスのオートロックがあれば、物理的にも精神的にも安心です。

宅配ボックス
不在でも荷物を受け取ることができます。宅配を装った悪質なセールスなどを防ぐ効果もあります。

専用ゴミ置き場
ゴミ出しの利便性が上がります。マンション周辺にゴミが散乱することを防ぐこともでき、衛生面も良いでしょう。更に24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場なら、部屋にゴミを溜めずに済みます。


お部屋探しの妥協点

物件選びで条件を決めることは、それだけ除外する物件も多くなるということです。希望に合った物件が見つからない場合は、条件の緩和を視野に入れましょう。家賃の他、お風呂の広さや機能、部屋の階数、部屋の広さ、周辺環境、駅からの距離、キッチンの広さや機能など、どこかで妥協点を見出せば、物件が見つかるケースもあります。

妥協例① 家賃の上限は変えられないから、駅の徒歩分数を広げた

駅の徒歩分数を広げることで、物件の選択肢が広がります。駅から遠いと一見デメリットのように思えますが、駅周辺に比べると静かな環境である場合が多く、同条件でも家賃が安くなる物件が見つかることもあります。

妥協例② 間取りの条件を下げた

現在、使用している家具が入らないなどの問題がなければ、間取りを妥協するのも一つの手です。お部屋探しの際、広さを重視する方は多いですが、実際に住んでみると、掃除が大変だったり生活動線が遠くなったりして、そこまでこだわらなくても良かったと感じる方もいます。「家で過ごす時間はとても大切!」という方でも、どんな生活をしたいか、より具体的にイメージすることで、条件を見直せる場合もあります。

  • 物件選びの主な基準は「家賃」「立地」「広さ・間取り」
  • 世帯を問わず、人気の物件は「インターネット無料」
  • 設備は、自分がしたい暮らしに「本当に必要か」を考える
  • ある程度の妥協点を決めておく

※情報は投稿時のものです。商品内容の変更や、地域情報等が変わる場合がございますのでご了承ください。

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